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★間もなく誕生する「野田首相」を識者やコメンテーターはどう見ているか。
やはり海江田氏では、少し無理があった。
本命の前原氏を抑えて新首相には「野田佳彦」氏に決まった。
「野田首相」を識者やコメンテーターはどう見ているか。
パフォーマンス学が専門の佐藤綾子日大教授は、
野田氏の投票前の演説に着目。
「しゃべるスピードが平均より少しゆっくりで落ち着きを感じる。
原稿を読まなかったことで、聴いている人に自信と安定感を感じさせた。
感情任せで泣く海江田氏とは対照的だ」
と話す。
内容についても、
「政治の専門家なのに専門用語を使わず、『ノーサイド』『全員野球』
などと高校生でも分かる単語で訴えかけた」
として、“国民目線の首相”と評価した。
「今の非常時に人気投票で選ばれたようなイケメン、
パフォーマンス型の首相はいらない。
その点、顔も“重厚”だし、安心感がある」
と期待を込めるのは漫画家のやくみつるさん。
「菅首相とは異なり、適材適所に人材を配して『責任は自分が取る』というタイプ」
とみる。
演説では
「学生時代は柔道部でしたが、当時も今も寝技は苦手」
と冗談を交えた野田氏。
やく氏もこの点について
「小沢グループの一部を入閣させて逆に取り込むとか、
したたかな戦略が練れるかは未知数」
とした。
一方、野田氏に危機感を示すのは経済ジャーナリストの荻原博子さん。
野田氏が掲げる増税路線は
「国民からお金を取ることしか考えていない」
と見える。
「家計に厳しい政権になるだろう。少なくとも消費税の増税は
考え直してもらいたい」
と注文をつけた。
野田氏の演説は、流石に民主党では一番と言われるだけあって、
力強く、内容にも感動すら与える見事なものでした。
この首相で失敗したら、民主党そのものが終わりである。
野田氏には、増税はともかく、
まずは東日本大震災の復旧・復興に全力を注いでもらいたいものです。
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