「ポスト麻生」本命なし…舛添氏不出馬、石原氏「白紙」

自民党は総裁選びに混沌としていて、未だに立候補者も
一人も出ていない状況だ。


「ポスト麻生」を決める自民党総裁選（１８日告示・２８日投開票）の
行方が、混沌(こんとん)としてきた。

　舛添厚生労働相が２日、不出馬を正式表明するなど、党内で
名前が挙がっている「有力候補」が軒並み尻込みしているためだ。
視界不良の状況は、野党に転落した党再建の道のりの険しさを
反映している。

　党内には、舛添氏以外にも、過去の総裁選に出馬経験のある
石破農相、石原伸晃幹事長代理、谷垣禎一・元財務相を推す
声がある。

　石破農相は衆院選直後、「火中の栗を拾わないことはない」と
出馬に意欲をにじませたが、ここに来て「出るとも言わないし、
出ないとも言わない」と発言がやや後退。石原氏も「全くの白紙」
と繰り返している。

　谷垣氏は２日午後、所属する古賀派の川崎二郎・元厚労相、
金子一義国土交通相らと会った際、出馬を促されたが、態度を
明らかにしなかった。

このように、候補とされている全員が白紙の状態で、投票は
白紙で行われる可能性もある。


◇名前が挙がっている議員の動向
・ 小池百合子・元防衛相、自民総裁選に不出馬表明 - 読売新聞(9月2日)
・ 舛添厚労相、自民総裁選不出馬の意向 - 読売新聞(9月2日)
・ 石原伸晃自民党幹事長代理、総裁選出馬は「白紙」 - 産経新聞(9月1日)
・ 総裁選、態度明かさず＝谷垣氏 - 時事通信(9月1日)
・ 中川秀直氏、自民総裁選へ出馬意欲 - 読売新聞(8月31日)
・ 自民新総裁、28日に選出＝石破氏が出馬に意欲－首相会見「政権奪還を」
- 時事通信(8月31日)

このように、意欲的なのは中川氏と石破氏だが、果たしてどうなるか？
こちらも、今後の自民党の行方を占う意味で興味深々ですね。